お金を借りれるのは金融機関だけじゃない?!『ソーシャルレンディング』とは?
これまでの発想をくつがえす金融サービス『ソーシャルレンディング』
通常であればお金を借りたい!と思った個人の人や法人は金融機関へ借り入れを希望するための申し込みを行うと思います。
そして申し込みを受けた金融機関は、その人やその法人に貸し付けをして大丈夫かどうかの審査をします。そのための調査は、信用情報機関を使ったり、法人であれば様々な資料を提出してもらったり・・・。
ソーシャルレンディングでは、インターネットを通じてお金の貸し付けをしたいという個人の人や法人のお金を、借りたい個人や法人へ仲介する仕組みになっている、これまでとは全く違う発想の金融サービスです。
いざ金融機関で借りようと思っても・・・
例えば銀行でお金を借りようとおもっても、審査が厳しいことや申し込みをしてから実際に借入できるまで時間や手間がかかります。
かといって消費者金融や信販会社だと、審査も早いし便利だけど金利が高いと感じることも多々あります。
その二つの領域をカバーできる金融サービスがあれば・・・とこれまで待ち望まれていたサービスとしてソーシャルレンディングが名乗りを上げました。
日本初のソーシャルレンディング『maneo』
一般の人がお金を運用しようと思っても、銀行を利用すると預金利率は極端に低いので入ってくる利息は本当にすずめの涙程度しかありません。
しかしソーシャルレンディングだと、投資する対象がある程度は決まっており、運用期間も短期で預金よりかなり高い配当が受け取れます。
海外では盛んに行なわれているビジネスなのですが、日本でも始めようと平成20年10月からソーシャルレンディングサービスとして『maneo』がスタートしました。
maneoの特徴とは
日本にあるソーシャルレンディングには、maneoの他に2つあります。
maneoと他の2社との違いは、貸す側が借りる側の詳しい情報を見た上で投資するかの判断ができることです。また、個人への貸し付けがなく中小企業への貸し付けへ特化していることです。
maneoを利用するメリットとは
まず、銀行以外から柔軟に資金を調達できるということが一番のメリットでしょう。
これまでの中小企業は、例え事業内容がよくても開業してからまだ間もなかったり、借り入れが小額である上に設備竣工までは担保にならないと様々な理由によって銀行での融資条件に合わないことが多く、高金利の貸金業者を頼るしかなかったと言えます。
しかしソーシャルレンディングのようにオープンな環境の中、あらかじめ条件を提示してその内容に賛同してくれた投資家から資金を集められるサービスであることは、中小企業にとってとても喜ばしいことです。
そして投資募集を通じて、事業や商品を詳しく紹介することができるという広告宣伝効果もあります。