キャッシングをした情報は全て保管される?
キャッシングについての信用情報には傷をつけないことが大切
銀行や銀行系クレジット会社などはいくつかある全ての信用情報機関に加盟していることがほとんどですが、信販系クレジット会社や消費者金融などはこの全ての信用情報機関に加盟していなくてもどれかに必ず加盟しています。
その信用情報機関でキャッシングを利用した人の情報などが保管されています。
信用情報機関とは何か
キャッシングの申し込みを行う際に、信用情報機関で管理されている情報を元にして審査が行われます。この信用情報機関には3つあります。
全国銀行個人信用情報センター(KSC)
銀行や銀行系列のクレジット会社が加盟している信用情報機関です。
シー・アイ・シー(CIC)
銀行やクレジット会社、一部の消費者金融が加盟していることが多い信用情報機関です。
日本信用情報機構(JICC)
約8割の消費者金融が加盟している信用情報機関です。
信用情報機関に登録される情報とその期間とは
保管される情報や期間は状況に応じて多少違い、以下の通りです。
キャッシング申し込み時に保管される情報
・申込者の氏名、生年月日、連絡先
・申込先とその商品の種類
・申込日
まず、キャッシングを利用していなくても申し込みを行った時点でその情報が記録されます。もしも審査に通過せずに、申し込みを行っただけでもその記録は残ります。
情報が保管される期間は最長で6か月です。
キャッシングの契約を締結した時に保管される情報
・契約商品の内容
・利用限度額
・支払回数
・契約日
審査を通過して契約に至った場合は、申し込みの情報に合わせて上のような情報がプラスされ保管されます。
情報が保管される期間は解約するまで続き、解約してからの最長5年間は残ります。
キャッシングの返済中に保管される情報
・返済予定日
・返済日
・借入残高
※完済した場合は完済日
キャッシングを実際に利用して返済を行っている時期もその記録が情報として残っていきます。
情報が保管される期間は解約するまで続き、解約してから最長5年間は残ります。
ここで注意したいのは、契約を締結した時にも言えることですが「キャッシングを利用していない」ことや「完済した」ことは「解約」した状態とは別モノということです。
完済した場合はその日付が記録されますが、解約という手続きを行わない場合、その記録はずっと残ったままになります。
ただ、記録が残っているから良くないというわけではなく、毎月しっかりと返済していれば信用がある人で返済能力があると判断される材料にもなります。
注意したいのはキャッシング利用のネガティブ情報
返済や解約の状態が良くない形で記録が残ることは避けましょう。そのような記録が残ると利用している人の信用がないと判断されてしまいます。
ネガティブ情報は全ての信用情報期間で共有されます。
キャッシングの返済が遅れてしまった時に保管される情報
・延滞した商品内容
・延滞情報(発生日や解消日など)
延滞した情報は最長で5年間は残ることがあります。
この他にも、支払いの延滞が続いて強制解約されてしまった情報や、任意整理を行った情報なども最長5年間は記録されます。
キャッシングなど借入が増えすぎてやむなく自己破産などに至った場合は、信用情報機関によっては最長で10年間はその記録が残ります。